ご自分の住まいの気になる水道の水漏れ、トイレの修理、サッシの滑りなどを、ちょっとした知識と道具で自分で直してみましょう。 大切な住まいで快適に生活していただくため、自分でできる修繕・補修方法をハウスドクターがわかりやすく説明しています。 専門家に頼む前に、難しいと思われた修繕・補修も意外に簡単にできます。費用の節約になり、自分で修理できるという満足感もあって、意外に楽しい作業とな るかもしれません。
我が家への愛着が増してくるはずです。皆さんもチャレンジしてみてください。
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さて、リフォームの時などに壁紙を残してあった場合は、板などの平らなものに壁紙を張り付け、乾いたら①同様に裏紙を残して表紙だけはがす。後は②~⑧の手順でよい。
壁紙は少しの破れでも気になるものだ。張り替え時に残った壁紙は必ずもらっておこう。
水道の水漏れとういうと大抵の人は栓を思いっきり締めるがなかなか止まらない。これは要所要所のパッキンがいたんでいる場合が多いからだ。どこから漏れているかによって修理方法が違ってくる。
ハンドルを締めても蛇口の先から水がポタポタ止まらないときは、水栓金具内部にあるパッキンがゴミかみ、または損傷している場合が多い。水漏れ修理作業の前には必ず止水栓を止めておく。
水栓のタイプが昔ながらの単水栓なら、キャップナットをプライヤーではずし、スピンドルをはずすと、水栓金具内部にコマパッキンがある。そこにゴミがかんでいる場合は掃除をし、損傷している場合は交換する。コマパッキンは1個50円程度だ。
お湯と水の2つのハンドルがある混合水栓の場合は次の手順で行う。
温度調節がついているような混合水栓は、内部も複雑になっているので、簡単に開けてコマを外すというわけにはいかない。修理を頼んだほうが無難だ。
蛇口の先端には大抵、泡沫キャップが付いていて、細かいゴミ受けの網がセットされている。蛇口先端のキャップを手で回してみよう。すぐはずれるはずだ。キャップの中に入っている網を古い歯ブラシ等で掃除すれば目詰まりは解消する。
蛇口の先端にキャップがついていない場合は、噴水パイプの根本のストレーナー部分の網が目詰まりを起こしているはずだ。ストレーナー部分を止水栓を止めてからドライバーではずし、網目を歯ブラシ等で掃除する。昔はハンドルを回せば水が出る単純な水道栓だったが、今はお湯と水の混合水栓が主流になりつつある。水道栓も年々進化している。複雑なものはプロに頼んだ方が無難だろう。
トイレ・浴室がきれいだと清潔感があって気持ちがいい。業者に頼まずにハウスクリーニングをする場合は、洗剤をよく知ることが第一だ。洗剤はアルカリ性、酸性、中性の3種類に分かれる。(表参照)
そこでまずトイレ。
普通は塩酸系の酸性洗剤で10%くらいに薄めたものを使う。黄ばみがなかなかとれないときは、まずバケツ1杯分の水を便器に入れ、サイホン作用を起こさせて水位を低くする。そして汚れの箇所にトイレットペーパーを敷いて洗剤を浸し、10~15分おいてからタワシでこする。それでも取れないときは、目の細かいサンドペーパーでこすると良い。
次に浴室・洗面所。
個々の汚れのほとんどは石鹸カスや湯あかで、タイルが白くなっている場合は石鹸カスだ。固まると脂肪酸カルシウムになるからアルカリ洗剤では反応しない。必ず酸性洗剤を使用すること。トイレ用では強すぎるので、有機酸系の洗剤が望ましい。
浴室の掃除で最も注意しなければならないのは、酸性洗剤とカビ取り剤を同時に使用しないこと。塩酸ガスが発生して非常に危険なのでくれぐれも注意してほしい。
ユニットバスは隙間を埋めているシール材がカビてくると、カビ取り剤でもなかなか取れない。これはシール材をカッターで切って新しく防カビ効果の高いシール材と交換する。濡れているとうまくつかないから要注意。