お部屋作りの工夫 その2
リフォームや建替えの時、あそこをどうしようか、ここはああしようかと、考えている時が一番楽しいですよね。そして思い通りに出来上がった住まいへ の愛着は格別なものだと思います。
ワイヤシステムライティング
ショールームや店舗などではよく使われるようになったワイヤシステムの照明。最近は店舗用照明を一般住宅仕様にしたものもあります。傾斜天井や高天井、梁を見せる構造の個性的かつ開放的な空間とも相性が良く、演出の幅が広がります。
シャンデリアのように目を引くわけではありませんが、上を向ければ間接照明に、下を向ければ直接照明にもなるような機能性も兼ね備えています。また照明の数を増やすこともできます。まだ一般家庭にはあまり普及していませんので個性的な住まい造りをお考えの方にはオススメです。
ステンレスキッチン
ステンレスのキッチンというと無機質、業務用といった少し冷たいイメージがあるかもしれません。でもこれが無垢材の柔らかさ、温かさととてもマッチするんです。
システムキッチンのショールームへ行くと、カラフルさに目を奪われがちですが、ぜひ一度、無垢材に囲まれた、「宇宙船」のようなキッチンを想像してみてください。 ステンレスの良さは飽きのこないシンプルさにあると思います。そしてシンプルでタフで都会的であること。主婦に嬉しいのはお手入れのしやすさですね。
右の画像はオールステンレスシステムキッチンですが、最近では無垢材と組み合わせられるセミオーダータイプもありますので、オールステンレスはちょっと…という方もぜひ一度ご検討されてみてはいかがでしょうか。
一枚板の机
どのご家庭でもお子さんが小学校に上がる頃、引き出しや本棚がついているいわゆる『学習机』の購入を検討されると思います。。
生まれて初めて机を買ってもらって嬉しくてピカピカのランドセルも置いてみたり…という思い出をお持ちの方も多いはず。そんな机も長くて12年、短ければ9年くらいで、子ども達がそれぞれ卒業したり独立した後は不要となってしまいますね。
そこでこのように思い切って一枚板の机を造り付けてみてはいかがでしょうか。兄弟で、友達と、親子で…多目的に使える机は、「一生もの」としてお使いいただけるでしょう。
シアターリビング
自分だけの贅沢な時間を過ごすための空間作りで考えておきたいのが映像と音楽の楽しみ方。
映画館で観る映画もよいけれど、自宅でゆったり、好きな時間に好きな体勢で、好きなプログラムを楽しめるのがホームシアターの醍醐味。 家族や友人と賑やかに楽しむも良し、一人でじっくり浸るのも良し、楽しみ方のスタイルにも制約はありません。テレビの薄型化、大画面への進化、また家族用 プロジェクターの普及に伴って、リビングが変わりつつあります。
部屋作りのポイントは?
映画館や劇場のような空間を家の中に作る為に必要な要素は、迫力ある大画面映像とサラウンド(立体音響)。壁面は大画面のディスプレイが置ける十分な面積を確保しましょう。画面には外交の映り込みがないようにすること。遮光性カーテンを利用する方法もあります。画面の高さはソファーに座って見るなら目の高さより画面中心を少し下げたくらいが目が疲れなくて良いでしょう。
簡単にできる防音対策は?
床にカーペットを敷くと音を吸収する効果があります。 またスピーカーと床の間に振動を防ぐインシュレーターや木板を挟むと、余計な反響や物を通じて伝わる音を吸収することができ、音漏れを軽減することが出来ます。
「使わない部屋」を「使える部屋」に
「座敷」と呼ぶお客様用の和室はライフスタイルの変化に伴って普段使わずに形だけが残っている部屋となっていたり、知らず知らずのうちに物置のようは部屋になっている場合も多いのではないでしょうか。
「普段使わない部屋でも和室は取りあえず必要…」という固定概念は捨ててみてはいかがでしょう。そのスペースを活かして「使える部屋」としてオーディオルームやシアタールームを作る考え方もあります。