お施主様のリフォーム決断のきっかけは『冬場の寒さを改善したい』。
床・外壁・戸境壁・天井と住まいの6面ををすっぽり断熱材で覆いました。

リビングと和室の間仕切壁を撤去し、一つの広い空間にしました。
生活習慣はあまり変えたくないとのご要望から、畳コーナーを設置。
壁面の棚は造作として、柱の奥行に揃えて、すっきりと納めました。

床は厚さ３０ｍｍの桐のフローリングです。
壁面にはご趣味のオーディオ機材や、お仕事ができるよう、デスクカウンターを設置しました。
シェルフは可動タイプなので様々な高さに対応できます。

キッチンは重厚な雰囲気の茶系からさわやかな白へ変更。
キッチン奥の手元収納はリビングから手元が隠せる上に小物がしっかり収納できるので人気です。
キッチン背面には、大工さんの手造りスライド付き収納カウンター。汚れを防ぐためウレタン塗装で仕上げました。
パントリーには赤のロールクリーンでアクセントを。

築年の経過したマンションでは、お風呂や、洗面所、トイレなどの水廻りは段差がつきもの。
スケルトンリフォームなら、水廻りの段差もスッキリ、バリアフリーに。
リビングとバルコニーの段差も解消しました。

和室の押入は帰省されたご子息のベットとしても利用できるようにアレンジしました。
普段使いは梯子を脇に寄せて収納として利用します。

床の色味と相まって、薄暗い雰囲気だった廊下は廊下幅も広げ明るくなりました。
さらに、リビング奥に設置してあったインターフォンは生活動線を考えて、リビング入口へ移設しました。

洗面所も白を基調に明るくスッキリ。

リビング隅の梁の段差も整えました。
縦横のラインを揃えてすっきりした印象になりました。

廊下側の一室は以前から広い収納として活用していたため、
今回のリノベーションで廊下と一体の広い収納スペースへ変更しました。
帰宅時、玄関を開けた際の閉塞感も解消されました。