自然素材にこだわる
人を健康にするためだけでなく、
人の健康を害させないために。
それが、自然素材にこだわり続ける理由
心も身体も健やかに過ごせる家を目指すくらら工房では、無垢材や塗装など自然素材を標準仕様としています。
無垢材などの自然素材には「温度や湿度を調節する」「ダニ・カビ、細菌類に強い」「夏涼しく、冬暖かくてストレスを和らげる」「視覚的にも心身的にも癒し効果がある」「地震や火災に強い」などのメリットを住む人に提供してくれるのです。
大自然の恵み、無垢材の素晴らしさを最大限に引き出すために、くらら工房では以下のことにこだわっています。
乾燥した木材に徹底的にこだわる
杉、檜、ヒバ、松、桐…本物の木の家をつくるためには、良質な無垢材を適材適所に使用することが大切です。
その際、重要なのは「木の命を活かすも殺すも『乾燥』しだい」といわれるように、十分に乾燥させた木材を用いること。乾燥させた木材は収縮・変形が生じにくく、時間の経過とともに強度を高めていきます。
また、木材腐朽菌と呼ばれるキノコ類の腐朽菌や、白アリの心配もありません。木の乾燥の度合を知る手がかりは「含水率」と呼ばれ、くらら工房ではこの数値を指標に、乾燥が充分な本物の無垢材を追求しているのです。
内装材は「含水率5%以下」を基準に
現代の住まいはエアコンの普及により、木材にとって過酷な環境となっています。こうした状況の中でも木材が耐えることができ、不具合が生じないようにするためには、含水率を10%以下にすることが不可欠。
くらら工房では、「内装材の含水率は5%以下」を基準としています。例えば、内装仕上げ材、赤松の床などの平均含水率は5%と、徹底して含水率にこだわっているのです。
徹底して床材にこだわる
構造材(骨組み)は“木の芯まで”「含水率20%以下」に
無垢材がほとんど変形しなくなるのは、含水率が15%~18%の時です。したがって安心の基準は、「含水率15%~18%」の無垢材を構造材として使うことになります。ここで重要なのが、「木の芯まで含水率20%以下」であること。
含水率20%の乾燥材では、芯の部分の含水率がまだ30%であり、「くるい」や「反り」などを生じる危険性があるからです。くらら工房では、含水率20%以下の乾燥材を15%~18%まで引き下げた無垢材を使用。強固な構造を実現しているのです。
木材乾燥機で、
含水率20%以下の乾燥材の強度を2.5倍に
例えば、ヒバ材には「ヒノキチオール」という抗菌効果が高く、腐りにくい成分が多量に含まれています。くらら工房では、この樹種を関連会社所有の木材乾燥機「ドライランバー」(特許取得 特許第3315963)で含水率15%以下まで乾燥。
含水率の高い未乾燥材と比べると、含水率20%以下の乾燥材は2.5倍もの強度を誇ります。このように徹底した乾燥材へのこだわりは、頑丈な建物、住空間の実現に不可欠なものなのです。
心地よい住環境を実現すると同時に、
カビ、防蟻、防腐作用のある素材を使用
くらら工房の代表的な商品「暮楽楽の家」では、天井に「ケナフウォール」、壁に「ダイヤトーマス」、防蟻処理に炭(ヘルスコキュア)などの素材を使用しています。「ケナフ」は、東南アジアに自生する一年草で成長が早く、二酸化炭素の吸収が普通の植物の3~5倍ある地球温暖化防止に役立つ環境に優しい植物素材。
これを主原料とした壁紙が「ケナフウォール」で、防カビやカビ菌の発生、化学物質の放出を抑えるなどのメリットがあります。「ダイヤトーマス」は100%自然素材で、マイナスイオン効果などが高い塗壁材。
アスベストや発がん性シリカなど人体に悪影響を及ぼす物質が含まれていないのが特徴です。炭(ヘルスコキュア)は、防蟻・防腐用液状触媒活性炭。防蟻・防腐作用、悪臭などの消臭・分解、調湿効果、マイナスイオンなどの効果があります。